盗人宿
「いいか、てめえたち。ここが今俺たちのいる千住、そしてここが日本橋の越後屋だ、三日後の丑三半に押し入る。ぬかりはねえな。」
「へい、お頭。」

「そうはいかんぞ、むささびの佐平次。」
「だっ、だれでぇ、てめえは。」
「火付盗賊改方、長谷川平蔵である。神妙に縛に付けぃ、さもなくば切り捨てる。」
「おっ、鬼平…。かまうこたあねえ、やっちめぇ…」
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文化八年。西暦1811年の地図だって、江戸中期のものです。もちろん印刷。

増上寺付近。寺社や御三家など大藩が大きな土地を占めていました。
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不忍池と上野広小路付近。不忍池には各地の大名から将軍に献上された錦鯉などを放していたそうです。
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そして、我々の生活する豊洲近辺はもちろんまだ海。石川島、永代橋、八丁堀など、おなじみの地名が見えます。
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by ori2yellow | 2006-11-12 00:00 | 時代劇


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