三輪である訳
今日は雨で写真が撮れなかったので小難しい話をひとつ。こちらのブログでは突っ込んだところを書いてみます。

ピアジオが発売を決めるというスリーホイラーのバイク。その名も「MP3」。そのコンセプトやいかに。

タイヤを3個使うことの最大のメリットはと言いますと、それはズバリ「安全性の向上」です。ホンダのジャイロシリーズも、目指すところは同じです。ホンダのそれはリアの駆動輪が2個。4輪と同じディファレンシャルギアを使ったり、車体のフロント半分を左右にスイングさせる機構を使った、大変高度な技術なのだそうです。
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対して、MP3はフロントの操舵輪が2個とホンダとは反対のレイアウト。これは、米屋さんやピザ屋さんが使うことを前提としない、スポーツバイクを目指したものです。動画を見ると結構なペースでコーナーを曲がってました。成川さんに聞いたところによりますと、当初は500ccのマスターエンジンを載せてテストしたそうです。そのことからも目的が明らかです。

スクーターではない普通のバイクや、スカラベやビバリーなど、ハイホイールと呼ばれる大径タイヤのスクーターが持つ「グリップ感」は、小径ホイールの出来が良くなった今でも敵わないところがあります。MP3のレイアウトは、「ハイホイールの安定感を小さいホイールのまま仕上げたかった」ということだと思います。MP3は誰が乗ってもそれなりのスピードで安全に走ることが出来るでしょう。特に、雨の日や路面の悪いところを走る場合は絶対的に有利になるはずです。

また、タイヤの小ささは、シート高を下げたり、トランクルームを大きく取ったりすることも出来ます。デザインの自由度が増し、「カブみたい」とか言われない、ガンダムチックなデザインも可能になるわけです。

ただし、これがバイクと呼べるのか、乗って楽しいのかどうかは別の話。メカは複雑になり、コストが上昇するなどのデメリットも生じてきます。それ以前に、日本の規定ではバイクなのかクルマなのかトライクなのかがはっきりしません。残念ながら成川さんでは今のところ入れる予定が無いそうです。

以上、現物を見たことも無い、もちろん乗ったことも無いバイクについて想像してみました。乗ってみたいですね。
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by ori2yellow | 2006-05-19 00:00 | バイク


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